富士市のとある占い師のおばあさまの話
カエルのバックル、『カナエル』です。
天気の悪い日が続きますね。
この時期は気を抜くと革のベルトがカビちゃうのでご主人にお手入れしてもらいます。
毎日じとじと、ドライにすると寒い…、ほんと不快な季節です。
さて、また占いの話からそれますが、今日はおばあさまの話。
ご主人のおばあさまは、情に厚くてひょうきんで、とてもやさしい方でした。
お葬式でみんなが泣きながら笑う雰囲気、何よりもこの方の人柄を表していたと思います。
そんなおばあさまですが、とても驚くエピソードをいくつも持っています。
これは私がご主人と出会う前、財布のカッチマンがご主人のポケットに収まるようになったころのことだそうです。
ある日、移動販売の軽自動車が来たそうです。
ご近所の人たちが買い物をすませた頃出ていくと、販売員の女性が背中に子供を背負い、もう一人女の子が女性の足にしがみついていた そうです。
「もう帰ろう」
そう言って眠そうにしている女の子を見て、
「まだ帰れないの?」
と聞くと、え~と言って少しだけ身の上話をしてくれたようです。
それを見ていたおじいさまが、ばあちゃん買い占めるな、これ。って思ったそうです。
案の定、
「やだよ、あんた若いのにえらいねえ」
と言うや、目頭を服の袖で押さえながら家に飛び込むと、財布を持ってきて、要冷蔵の商品をすべて買ってしまったそうです。
もちろん、女性はありがたいけれど、と断ったそうですが…。
その日は親戚大集合になったそうです。
そりゃそうです。
乳製品が座敷に山積みになっているわけですから。
この販売員の女性、しばらくして旦那さんが退院したと言って、揃ってお礼に来てくれたみたいです。
その時、販売員も辞め、旦那さんの仕事を手伝うと言っていたそうです。
まあ、おばあさまはそれも泣きながら聞いていたわけですが。
あれから数十年、お葬式の直後にもお線香をあげに来てくれたそうです。
今日の写真はよくご主人がおばあさまと散歩した道、だそうです。
見る影もなく整備されていたのですが、やっぱり雰囲気は昔のままなんだそうです。
ご主人もおばあさまの人徳を少しは見習ってもらいたいものです。
富士市の宝運堂は、そういう意味ではご主人の人間修行の場にもなってるのかなあ。
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